トヨタの新型ノアとヴォクシーの受注台数が1ヶ月で6万1000台と言う、とてつもない売れっぷりになっているようです。ライバルである日産セレナとホンダのステップワゴンのネガを徹底的に潰し、正常深進化したモデルなので当然ですよね。
内訳としては、ノアが約2万4000台でヴォクシーが約3万7000台となっております。
注目のハイブリッドモデルは、ノアが2万4000台のうちに約1万4000台で、ヴォクシーが3万7000台のうちに1万3000台となっています。
ノアは半分以上がハイブリッドモデルになっているのに対して、ヴォクシーは約3分の1と大きな差があります。
これはおそらく、ヴォクシーを購入される方は、若い家族が多く少しでも安いガソリンモデルを選ばれているのに対して、ノアは少し大人の家族が選ばれるので少し予算に余裕があるからなんでしょうね。
それにしても、たった1ヶ月で約6万1000台と言う事は、平均で250万円としても1ヶ月で1500億円以上の売上げ稼いだ計算になります。
さすが、業績好調のトヨタですね!
新型ノアは、売れ筋のミニバンとしては、異例の7年間モデルチェンジを行わなかった事もあり、膨大な代替え需要がまだまだあるので、これからもこの勢いは続きそうです。
今まで、日産のセレナに独走を許してきましたが、今回は王者である新型ノア/ヴォクシーに軍配が上がりそうですね。
ただ、新型ノア/ヴォクシーには大きな弱点があります。
それは、日産セレナには搭載されている、ブレーキアシストが搭載出来ない事です。
何と驚きな事に、オプションでもつける事が出来ません。
今時軽自動車でも5万円でつける事が出来る、エマージェンシーブレーキが付かないというのは、完全にトヨタの怠慢です。
エマージェンシーブレーキが付いているから良いと言う訳ではありませんが、トヨタはこの分野では確実に出遅れています。
室内を広く、床下を下げるといった使い勝手の向上は素晴らしいですが、安全性ももっと積極的に取り組んで欲しいです。
最近のトヨタは、車が売れればそれで良い、安全は後回しだと言うような風潮があるように感じます。
せっかく優秀なスバルのアイサイトがあるのに、それを新型ノア/ヴォクシーに搭載すれば無敵のミニバンが出来たのに残念に思います。
新型ベンツSクラスに搭載されたインテリジェントドライブなどを見ていると、安全性と言う面では、日本車はどんどん遅れをとって行くような気がします。
世界一の自動車メーカーであるトヨタにこそ安全性をもっと真剣に考えて欲しいと心から思います。
スポンサードリンク