2013年F1シンガポールGPは、やっぱりというか、ベッテルの圧勝で終わりましたね。アロンソも意地の2位を死守しました。そしてアロンソは、レース終了後にウェバーをタクシーのように乗せて帰ってきましたが、これがどうやら問題視されてしまったようです。
マーク・ウェバーは、ファイナルラップでマシンにトラブルを起こし、コース上でストップしてしまいました。
そこに通りかかった、アロンソが、ウェバーを拾い、ピットまでフェラーリのマシンで送り届けました。
レース終了後に、ウェバーがヒッチハイクした形になりました。
この行為が、危険行為とみなされて、次の韓国GPでは、10グリッド降格と言う裁定が下りました。
確かにレコードラインで、アロンソを止めたウェバーは危険と言えば危険ですが、1991年のイギリスGPでも同じような事がありました。
ガス欠でストップしたセナをマンセルが自分のマシンに乗せて、ピットまで帰って来た事がありました。
でも、どうやら、今回はレコードラインの上での出来事だったので、危険だったようですね。
実際に、アロンソをよけなくては危なかったハミルトンは、「インラップでコーナーを曲がったらフェルナンドがいて、本当にびっくりした。もしマークが僕の進行方向を歩いていたら、彼をひいてしまったところだよ」と語っていました。
そして、「止まってしまった人の前を通り過ぎて、乗せてあげたいと思ったことはあるよ。ファンが見るにはいいものだしね。ただ、安全な方法でやらないと。レーシングラインに止まっちゃダメだよ」と確かに正論を語っていました。
ハミルトンの言うとおり、レコードラインでは危ないんですが、今回に裁定はちょっと厳しすぎる気もするんですけどねー。
クリスチャンホーナーも「ショー的にもテレビ的にもよかったのだから、罰金程度で済ませるべきだ」と言っています、私もこの意見に賛成です。
最近のF1は「規則」「規則」と少し厳しすぎると思います、アロンソがウェバーを乗せて帰ってきた姿には少し感動したので良かったと思ったんですが、何とも後味が悪い気がします。
「ラ・フェラーリ」をアロンソが運転している動画がハンパなく格好良いぞ!