「幻の三冠馬」と言えば、「フジキセキ」ともう一頭、名前が上がる馬が馬がいます。その馬は「アグネスタキオン」です。アグネスタキオンは、「超光速の粒子」と呼ばれており、まさに「幻の三冠馬」と言っても良い強烈な印象を残した馬でした。
「アグネスタキオン」は、「フジキセキ」と同じく、4戦4勝で引退をしてしまった馬です。
しかし、この馬は本当に強かって、まさに「幻の三冠馬」と言う言葉がぴったりの馬でした。
実際に、皐月賞は勝利しており、無敗のクラシックホースですが、「アグネスタキオン」の素晴らしいところは、戦って来た馬が本当に強かったメンバーでしたが、ライバルたちを子供扱いにする強さでした。
伝説と言われる、ラジオたんぱ杯3歳ステークスでは、レコード勝ちをしましたが、その相手がすごいメンバーだったんです。
2馬身半差の2着はジャングルポケット、3着はクロフネというメンバーでした。
あの「ジャングルポケット」と「クロフネ」を寄せ付けずに完勝したと言う事が、さらに「幻の三冠馬」と言われる所以です。
朝日杯3歳ステークスは出走しませんでしたが、明けの4歳の弥生賞では、後の菊花賞馬「マンハッタンカフェ」にも完勝しています。
この弥生賞の後のインタビューで、武豊は、アグネスタキオンの事を「強すぎるね、クラシックもハンデ戦にしないとね」と言わしめたほどの強さでした。
クラシック第一弾の皐月賞も圧倒的強さで勝利し、世間も三冠馬は間違いないと確信していました。
しかし、皐月賞終了後、左前浅屈腱炎を発症し、世間に惜しまれながら引退しました。
あの強烈な強さは、まさに、「超光速の粒子」と呼ばれた馬ですね。
そして引退後、11歳と言う若さで、急性心不全によってこの世を去ってしまいました。
フジキセキも「幻の三冠馬」と呼ばれた馬ですが、クラシックには出場していません、そう考えると、アグネスタキオンは皐月賞を勝っています。
そして何より、ダービー馬「ジャングルポケット」、砂の帝王「クロフネ」、名馬「マンハッタンカフェ」に勝ったという事実が素晴らしいと思います。
私は、アグネスタキオンが無事にクラシックを走っていれば、間違いなく三冠馬になっていたと思います。
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アグネスタキオン 光を超えた伝説 |