2000年のF1ベルギーGPでF1の歴史上、最高のオーバーテイクと言われる戦いがありました。対決したのは、ミハエル・シューマッハVSミカ・ハッキネンです。
2000年を代表するF1ドライバーと言えば、ミハエルシューマッハとすぐ思い浮かびますが、そのシューマッハに唯一、同等に戦えたF1ドライバーがいました。
そのドライバーは、ミカ・ハッキネンです、名前くらい聞かれたことあるでしょー!!
「フライング・フィン」と呼ばれたフィンランド人ドライバーです、今では、「フライング・フィン」といえば、キミ・ライコネンですが、それまでは、ハッキンネンの呼称だったんです。
その、ハッキネンとシューマッハの本当に素晴らしいバトルが、2000年のF1ベルギーGPです。
コンディションは雨、しかし段々路面が渇いてきて、トップを走るシューマッハにハッキネンが追いついてきました。
そして運命の41週目、インにハッキネン、アウトにシューマッハの状態で周回遅れのリカルド・ゾンタを挟み込むようにして2台が駆け抜けました、しかしイン側は濡れたままの路面でした。
しかーーーーし、ハッキネンは神業に近いブレーキングで車を止めて、シューマッハをオーバーテイクしました。
このシーンで一番かわいそうだったのはゾンタですね、どうにも動けずにそのまま真っすぐ走っていました、でもこれが出来るのもF1ドライバーのすごいところなんでしょうねー!!
このオアーバーテイクシーンは何度見てもしびれますねー!!!
結果的には2000年のチャンピオンは、シューマッハになりました。
シューマッハが乗っていた、フェラーリのマシンですが、明らかにハッキネンの車よりは遅かったです、しかしシューマッハの技術でワールドチャンピオンをもぎ取りました。
個人的には、ハッキンネンよりシューマッハの方がレースには強かったと思います。この年を境に、シューマッハの「赤い皇帝」と呼ばれる、無敵の快進撃が始まった年になりました。