「シルバーアロー」と呼ばれるF1チームをご存知でしょうか?直訳すると「銀の矢」という意味ですが、銀色をベースにしているマクラーレンの事をシルバーアローと呼んでいます。
「シルバーアロー」って名前だけでも格好良いですよねー!
まず、なぜシルバーアローって呼ばれているかですが、1934年に行われたレースにメルセデスが参戦したのですが、レースの前日に、マシンの重量が1kgオーバーしている事が発覚しました。
そのため、当時ドイツのナショナルカラーである白色を塗装していたマシンの塗料を全てヤスリで落とすという作業を行いました。そして何とか1kgの軽量化に成功してレースでも優勝を果たしました。
しかし、塗装が取れてしまい、地色である銀色が出て来たマシンで優勝を果たしました。
それを見ていた人たちが、この「矢のように速い、銀色に輝くマシン」を称え、「シルバーアロウ」という言葉が出来たんです。
それ以降、「シルバーアロー=メルセデス」という図式が出来上がったようです。
セナがいた時代のマクラーレンは、マルボロカラーでしたが、マルボロとの契約が切れたマクラーレンは、色をシルバーメインの車に仕上げて、マクラーレン・メルセデスは「シルバーアロー」と呼ばれているんです。
個人的には、今のF1のマシンでカラーリング的に、一番格好良いのは、フェラーリでその次に、シルバーアローのマクラーレンだと思います。
いつか、小林可夢偉が「シルバーアロー」に乗る時が来れば良いんですがねー(笑)