最近好調のレクサスですが、その中でも唯一あまり売れていない車があります。
それは、レクサスGSです。
レクサスの代名詞である「スピンドルグリル」を一番最初に採用したモデルにも関わらず、ぱっとしない車になっています。
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そこで私が思には、レクサスGSが売れないのは3つの理由があると思います。
1.レクサスの中での知名度が低い
レクサスには絶対王者である、レクサスLSがあります。どうしてもGSはLSより知名度が低く中途半端感があります。
アリストの時代には、セルシオとは一線を画した、特殊なモデルとして人気を得ていましたがレクサスGSとなるとLSとの明確な差があまりなく、LSの廉価版と思われています。
2.ライバル輸入車に対してアドバンテージがない
レクサスGSのライバルとなると、BMW5シリーズ、メルセデスEクラス、アウディA6などになりますが、この強力な輸入車にGSが勝てる点というのは皆無です。
モデルが古いのもありますが、特別な装備や優れたシステムがあるわけでもなく、かといって飛び道具があるわけでもありません。
悪い意味での優等生という車になってしまっています。
以前のアリストのような、ちょいワル感が全くありません。
3.ISの上級モデルと被ってしまう
ある意味これが1番売れない原因かと思いますが、絶好調のレクサスISの上級モデルと値段が被ってきてしまいます。
ISは上質なデザインで、レクサス久々のヒットモデルになっています。
それなら変えて古いGSGS を選ぶより、新しい洗練されたデザインのISを選ばれる方も多いようです。
スピンドルグリルも、だんだん洗練されてきており、GSだけが古く感じてしまいます。
こう言う理由で、レクサスGSを購入する人というのは、輸入者は世間体もあり少し買いづらく、かといってレクサスLSまでは購入できないという人にしか需要がないモデルになってしまっていると思います。
トヨタ自身もそれをよくわかっているようで、GS-Fと言うスポーツモデルを投入します。
これで少しでもレクサスGSのイメージアップにつながると目論んでいるようですね。
個人的にはレクサスGSは好きな車なので、ぜひ頑張ってほしいと思います。