「日本一セール」の不正で問題になっている、楽天市場ですが、実は、私は以前、楽天市場に出店しており、楽天の店長をしていた時期がありました。この時から、楽天の「懸賞市場」は不正だらけでした。
「懸賞市場」は、楽天市場が経営するサイトで、楽天市場の会員が自由に応募できる懸賞サイトです。
楽天市場に出店しているお店が、自分のお店の商品を懸賞として出品する代わりに、応募していただいたお客さんのメールアドレスを獲れるというシステムです。
このシステム自体は、非常に優れております、例えば、ダイエット食品を販売しているお店であれば、ダイエットの興味のある方が応募されるので、お店側から見ると、ダイエットに興味のあるお客さんのリストを獲る事が出来ますし、応募したお客さんも、興味のあるダイエット食品が当選すれば嬉しいと言う、双方にメリットがあるシステムです。
この「懸賞市場」は、お店側は何度でも出品出来ますが、何度も自社製品を出品していると、応募が段々減って来ます。
こうなってくるとリストを獲得するには、誰もが応募したくなる、「現金10万円」や「液晶テレビ」などをお店側は出品する事によってリストを獲得する事が出来ます。
しかし、お店側が、「現金10万円」や「液晶テレビ」を無償でプレゼントするのは、当然、お店側の負担が大きくなります。
しかし、この「懸賞市場」は、不正を簡単に出来るシステムになっていました。
具体的に言うと、抽選を行う際に、お店側が、「ランダムで当選者を選ぶ方法」と、「この人と指定して選べる方法」があります。
と言う事は、知り合いなどに応募してもらって、さくらを利用して、その知り合いに当選させると言う事が出来るんです。
もちろん、楽天側はこの不正を認めている訳ではありませんが、実際はこのやり方が横行していました。
私も、実際に、何人もの楽天の店長さんに頼まれて応募して、当選した事があります。
「現金10万円」や「液晶テレビ」を懸賞市場で出品すると、応募者の食いつきも良いので、結果としてたくさんのリストを集める事が出来ます。
よく考えたら、楽天のシステムで、「ランダムで当選者を選ぶ方法」と、「この人と指定して選べる方法」があること自体がおかしな事だと思います。
本来なら、楽天が公正な抽選をすべきだと思います。
現在では、この手法は普通に採用されています、楽天の「何か不正があっても、店舗が勝手にやった事であり、楽天は知らないぞ!」っていうスタンスは変わっていない気がします。
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