2003年日本シリーズ第4戦阪神VSダイエー

2003年日本シリーズ第3戦を劇的サヨナラ勝利で勝利を収めたタイガース、甲子園の声援は予想以上に大きなものでした。連敗するとタイ以上のダメージがありそうな第4戦しかし、阪神の勢いを止める事が出来ませんでした。

japanseries200304.jpg

阪神は中4日の井川、ダイエーはブランドン・ナイトが先発した。1回裏、立ち上がりが不安定なナイトは、赤星に四球を与えてしまう。続く金本の打席で赤星が盗塁に成功したが、王監督が赤星の盗塁に「アウトではないか」と抗議するも覆らず。スロー映像で見ると確かにタイミングはアウトであったが、城島の送球がショートバウンドしていたため印象が悪く、鳥越の好捕も報われなかった。結局金本も四球で塁に出て、4番に復帰した桧山が右中間への二塁打で阪神が2点を奪い、今シリーズで初めて阪神が先制する。続くアリアスは三振に倒れるが、片岡の安打が続き3点目をあげる。

王監督の珍しい抗議にホークスナインの奮起を期待しましたが、制球が定まらないナイトがいきなり3失点で厳しいスタートになってしまいました。

昨日の勢いそのままに、阪神ペースで試合が進むのかなと不安でしかたなかったです!!

2回表にダイエーが松中のソロホームランで1点を返し3-1とする。3回以降ナイトと井川の投げ合いが続き膠着状態が続く。

この4番松中のホームランでホークスファンは今日はまだ行けるぞと言う雰囲気になりました。この頃の松中選手は本当に怖いバッターで、味方としては本当に心強い存在でした。

6回裏ダイエーは2人目の投手渡辺正和が登板したが、金本が2試合連続のソロホームランを放ち、4-1と阪神が突き放す。

昨日、ホームランを放った金本投手がまたもやホームランを放ちます、目覚めさせてはいけない、4番バッターを目覚めさせてしまったんです、どこに投げても打たれるような気がして本当に怖かったです。

7回表、ダイエーは松中の二塁打から、城島、鳥越、柴原の連打、村松の死球で井川を打ち崩し1点差まで詰め寄る。井川のリリーフに安藤が登板したが、出口雄大に押し出し四球を与えてしまいダイエーが4-4の同点で追いついた。

膝にケガあり万全ではない松中の激走で1点を返し、2点差に詰め寄りました、ここで阪神のエース井川をマウンドから引きずり下ろしたときは、今日は勝てる予感がしました。

そしてラッキーなポテンヒットもあり、一気に同点に追いついた時は、今日は勝てると確信しましたが、同点とまりに終わったのが、痛いところでした

8回表、ダイエーは松中が四球で出て、城島が併殺打で2死になったが、バルデス・柴原の四球、鳥越の内野安打で満塁とすると、本間満の打球を安藤がエラーし、5-4と勝ち越しに成功する。安藤はまさかの乱調で降板となったが、続く吉野が村松の代打、稲嶺誉をセカンドゴロに仕留め、後続を断つ。

ホークスの下位打線の大活躍で、安藤投手のエラーを誘い、ホークスが勝ち越しました、この時点で今日の勝利を確信しました。

ダイエーは第2戦以来のストッパーとして新垣渚を登板させたがこれが裏目に出る。金本に四球を与えて出塁。続く桧山は三振に倒れ1死からアリアスの打席で、金本が盗塁し得点圏に進む。カウント2-1からの4球目、外角に逃げていくスライダーを左前へ運んで金本が生還。5-5の同点に追いつく。試合は第3戦同様延長戦にもつれ込んだ。

しかし、新垣投手の大乱調により、同点に追い付かれしまいます。にしてもアリアス懐かしい名前ですね、意外に活躍しました。

10回表、ウィリアムスはダイエーの下位打線を無得点に抑える。その裏赤星がセンターフライに倒れた後、1死走者無しから金本が右翼席にサヨナラ本塁打を放ち、阪神が6-5で勝利し4時間10分に及ぶ死闘を阪神が制す。

さすが、兄貴というしかないバッティングで連夜のサヨナラ劇的勝利、この時は本当に金本選手に向かって本気で「死ね!!」って暴言を吐いてしまいました、今思えば反省しています。

しかし、連夜の劇的勝利に、流れは完全にタイガースになってしまいました、成績はタイのはずですが、ホークファンとしては、かなり不安な気持ちになりました。

※金本2.3号ホームラン

※甲子園で阪神2勝

スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする