野村監督と、古田敦也さんと言えば、師弟関係であり、お互いを認めている素晴らしい関係です。この2人が監督と選手だった頃に、古田敦也さんが、野村監督の指令に逆らった事があるそうです。
それは、90年台のヤクルト黄金時代の時の話です。
当時の野村ヤクルトは、1992年と1993年をリーグ優勝を果たしました。
しかし、1992年の日本シリーズでは、西武に負けました。
当時の西武と言えば、森監督が率いるチームで圧倒的な強さを誇っていました、その西武相手に第7戦までもつれましたが、結果的に負けてしまいました。
その悔しさが、野村監督と古田さんにはあり、絶対に西武に勝つと言う事を目標に1993年もリーグの連覇を果たしました。
そして迎えた、1993年の日本シリーズも第7戦までもつれる白熱した試合になりました。
ここで、古田さんが野村監督を裏切る行為がありました、それは3対2でヤクルトリードの8回に、古田選手が3ベースを放ちました。
古田選手は、決して足が速い選手ではありません、となるとギャンブルスタートのサインは出しにくい状況でした、野村監督が下した決断は、「ギャンブルスタートはするな!」というサインでした。
しかし、古田選手はどうしても西武に勝ちたくて、9回を抑える高津投手のためにも、何とかもう一点を取りたいと言う気持ちで監督のサインを無視して、ギャンブルスタートを切りました。
結果的にこれが、決勝点になり、ヤクルトが日本一に輝きました。
ただ、ベンチに戻った古田選手は、野村監督の顔を見れなかったそうです。
でも、後に、野村監督は「古田の野球センスをなめていた!今まで自分で考えて行動しなさいと言っていた事が伝わった瞬間だった。」と語られていました。
こういう事もあり、今でも、野村監督と古田さんの素晴らしい関係が続いているんでしょうね!
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