シューマッハの容態について、情報が錯綜しているようですが、そんな中、シューマッハの唯一のライバルであった、ミカ・ハッキネンからシューマッハに心温まる手紙が届いたようです。
ミカ・ハッキネンとミハエル・シューマッハと言えば、まさにライバルという言葉がぴったりの関係の2人です。
90年代後半、無敵を誇り「赤い皇帝」と言われたシューマッハに対して唯一真っ向勝負できたのは、ミカ・ハッキネンだけでした。
シューマッハ自身が、ハッキネンを「最強の敵であり、最高に尊敬できるライバル」と公言しています。
この2人の関係は、F3のマカオGPからの関係で、語り出すとキリがないほどいくらでも話が出てきます。
そんな中でも、「F1史上最大のオーバーテイク」と言われる、2000年のベルギーGPでの2人の対決には本当にしびれました。
そんなお互いを認め合っている、2人でしたが、今回のシューマッハのスキー事故に対して、ハッキネンが心温まる手紙を送ったようです。
「ミハエルへ。君はあらゆるチャレンジに立ち向かい、そのすべてに打ち勝ってきた男だ」
「君の事故は新たなチャレンジだ。僕らが以前コース上で戦ったように、君は今回も激しく戦わなければならない」
「君も知っているとおり、僕は過去に頭に重傷を負った。だが無事に助かることができた。家族と友人の助け、そしてドクターの専門的なサポートのおかげだ。君もまさに同じような助けを得ているはずだ。これこそが元気になるために必要なすべてだ」
「僕から頼みがある。どうかトップタイムを狙わないでくれ。このレースにおいてパーソナルベストを出してはならない。必要なだけいくらでも時間をかけてほしい」
この手紙には本当に感動しました、ハッキネンだからこそ言える言葉であり、この手紙が絶対にシューマッハに伝わって目を覚ましてくれると信じたいですね。
特に最後の一文が、ハッキネンの性格を象徴しているようで、胸が熱くなります。
1998年、1999年とワールドチャンピオンを獲得したハッキネンですが、あの頃のシューマッハVSハッキネンの戦いは本当に見応えがあり、F1ファンを喜ばせてくれました。
この手紙が、シューミーに必ず届いて欲しいと心より願います。
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