ホークスファンなら覚えていると思いますが、ミスターホークス小久保裕紀氏の、巨人への電撃無償トレード事件がありましたよね、その当時は、真相は闇でしたが、最近になって小久保裕紀さん自身が真相を話されました。
巨人への電撃無償トレードが決まった時に、ホークスファンはもちろんですが、チーム内の松中選手、井口選手、城島選手が口をそろえて、チームのフロントに対して激怒しました。
それほど青天の霹靂のニュースでしたよねー、ミスターホークスと言ってもよい、重要な選手を無償でトレードなんて普通では絶対に考えられないですよね。
今でいえば、巨人の阿部選手がいきなり無償のトレードで他のチームに行くと言うくらい驚きのニュースでした。
この巨人への電撃無償トレード事件の真相を、小久保さん自身が自叙伝の「一瞬に生きる」の中で綴られれています。
「実は、トレードを訴えたのは僕自身なんです。ホークス以外ならどこでもよかった」この言葉に私は本当にびっくりしました。
私の中では、その当時、経営不振だったダイエーに巨人から多額のお金が支払われた、実質の人身売買だと思っていました。
しかし、真相は、フロントと小久保さんの中に確執があったようです、もちろん悪いのはフロントです。
その当時のフロントは「外部の人間は入れない決まりの選手サロンに、夜の世界の派手な女性を連れてきたり、ヒーローインタビューに登場する選手に、彼女達と写真を撮ることを強要したり。」と馬鹿な行動が多く、小久保選手はフロントに対して猛抗議していたらしいです。
小久保選手はチームメイトを守るために先頭に立ってフロントに、様々な改善を訴えたらしいです。
小久保選手が、ホークスを去ろうと決めた出来事は、2003年のオープン戦で靱帯断裂の大けがを負った際に、初めは「治療代金は全額負担するから早く治してくれ」との話だったのですが、数日後、「あの話は無かった事にしてくれ」と言われたそうです。
結局、自腹でケガを治した小久保選手にさらなるひどい仕打ちがあり、2003年はホークスが優勝しましたが、フロントからは小久保がいなかったから優勝できたと、ひどい言葉をかけられたらしいです。
これが、きっかけになりホークスを去る事になりました、結果的にはダイエーはソフトバンクに身売りしましたが、フロントが馬鹿なチームは、チーム自体も弱いのだと改めてわかった話でした。
小久保選手は人間としても素晴らしく、タイガースの期待の新人、藤浪投手も小久保選手を憧れのプロ野球選手と公言しています。
この小久保さんの「一瞬に生きる」は、野球に興味が無くても、小久保裕紀という人間の素晴らしさを知れる本だと思います、是非興味のある方は読んでみてください。
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