東日本大震災の際に、福島第一原発の事故を指揮した、吉田昌郎所長が食道がんで亡くなられました。この吉田所長がいなければ、日本の3分の1が無くなっていたと言われています。
吉田所長は、東日本を救った人物だと言われています。
福島第一原発の事故は、チェルノブイリの数倍ひどい事故だったと言われています、もし吉田所長がいなければ、東京はもちろん東日本が壊滅していたと言われています。
一番有名な話ですが、無能な政府が、海水中止を指示しましたが、吉田所長は命令に背き、現場の最高責任者として、マイクに声を拾われないように配慮しながら「これから海水注入中断を指示するが、絶対に注水を止めるな」と指示しました。
東電という、まさに官僚体質の会社の中に、こんな男気がある人物がいる事に驚きました。
現場の事を何も理解していない官邸からの指示に、ことごとく背き、「現場主義」で作業員の命を自らの命を削って、必死で守り抜きました。
58歳と言う若さで、この世を去ってしまった吉田所長ですが、この方がいなくなった後の福島第一原発の行方が心配で仕方ありません。
東電が廃炉にしたくないと言う理由だけで、海水注入の停止の指示を出しましたが、それに立ち向かって東日本を救った吉田所長、こんな方にこそ「国民栄誉賞」を贈りたいと心から思います。
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